ゆっきーず・らいふ

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出会いと別れ

今年は自分にとっては大きな出来事が2つありました。私ごとですが、生きていう上で必然だなということが起きたので書こうと思います。


4月に祖母が亡くなったこと

91歳でした。
特に大きな病気もなく、腰が曲がってきて膝がちょっと悪くて耳がちょっと遠くて。忘れやすいところはあったけど年相応のおばあちゃんでした。年齢と見た目の割にはタフでいつまで生きれるんだろうとか100歳までいってしまうんじゃないかと思っているくらい元気でした。

今年の2月頃に体調が優れなくなって入院したんですよね。そこからが早かったです。3月下旬に退院しました。経過が良好というわけではなくて先がもう長くないので自宅でゆっくり過ごしてくださいというものでした。

実家の方にお見舞いに行った時は覚悟して行きましたが思いの外、会話も出来るし思ったよりも元気じゃん!と感じてこのまま回復してくれるのではという希望もありました。その時に子どもを授かったという報告もしました。年内は元気で過ごしてくれればなって願いもありました。
でも、寝たきりで食欲も落ちていれば若い時と違って回復が無かったですね。1週間には起きている時間も少なくなって寝ている時間が多くなりました。
その更に1週間後には安らかに息を引き取りました。延命はしない方針で自然の流れで、自宅で眠るような様子だったので悲しいことだけど、自然の摂理通りなので幸せなことなんだなって思います。娘の誕生を見せれなかったのが残念ですね。

9月に娘が生まれたこと

無事に母子ともに健康な状態で生まれてきてくれました。ハラハラドキドキでしたが、こんなに可愛いとは思いませんでした。想像以上に可愛くてオキシトシンがドバドバです。本当に穏やかな気持ちにさせてくれます。
1日1日が本当に成長して、疲れる時もたくさんあるけれど毎日が楽しいですね。

子孫が生まれて育てて行く。
人間としての本能にある部分だと思ったので、生きがいのようなエネルギーがみなぎってくる感覚があります。

趣味に生きることもいい事です。
こうやって家族を作る事もいい事だと肌で感じております。歳を重ねると同じ事や同じ思考の繰り返しになることが増えがちだけど、こうやって新しい仲間が増えると老いていく身体に反して希望が湧いてくるのでまだまだ頑張らなきゃ!と思うわけです。

人生の始まりと終わりを見て

何も無いところからお母さんのお腹の中で段々と成長していきこの世に生まれて。少しずつ出来る事が増えていく。希望もあってすごく楽しみが大きいです。
どこかでピークを迎えて、段々と出来ることが少なくなっていく。介護していた父は大変だっただろうし、切ない気持ちもあったかと思います。自然の流れでいくと人生の始まりは何も出来ないところから始まって、終わりは何も出来なくなって終わる。そんな風に今は思っています。

よくお金はどれだけ持っていてもあの世に持っていけないって言われます。それよりも僕は人生の楽しかった事、嬉しかった事の思い出が持っていけないのが寂しいですね。

自分もいつまで生きるのか分からないですし、今の技術ではいずれ人生が終わるということは避けて通れないです。避けて通れないからこそ、良い部分もあると思います。

いずれは別れがあります。実際に始まりと終わりに立ち会えたからこそ、どこか他人事だったことが自分のことに思うようになりました。
出来事を体験して噛み砕いて消化して自分の血肉になっていく。身体も心も強くなっていく。
食事と同じですね。

神様は乗り越えられない試練は与えないって言うけど、乗り越え方が大事ですね。乗り越え方は自分で考える、周りに助けてもらう、助けてもらうにしても最後は自分で考えて自分の力で乗り越えていく。

神様は乗り越えられない試練は与えない

この言葉だけを鵜呑みにしては危険ですね。
こうして出会いや別れを経験して、人に優しく厳しく出来るようになっていって強くなっていく。